2010/11/25
DEMA
DEMAは1994年にPatrick Mulloyによって考案された移動平均です。
DSMAが単純移動平均と2重の単純移動平均を使って計算したのに対し、
DEMAは指数移動平均と2重の指数移動平均(指数移動平均の指数移動平均)を使って計算します。
指数移動平均、2重指数移動平均との応答速度を比較すると、
DEMAはその構成要素である指数移動平均、2重指数移動平均よりも応答速度が早いという特徴があります。
使用する関数
任意の日数のDEMAが計算できるようにOFFSET関数を使います。
DEMAはEMA(指数移動平均)とEMA2(指数移動平均の指数移動平均)を使って計算するので、
先にこれらを計算してからDEMAを計算します。
I4セルはDEMAの日数を決めるセルとします。
G列でE列のEMA(指数移動平均)を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
H列でG列のEMA(E列のEMA2(2重指数移動平均))を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
I列でDEMAを計算します。
計算部分は赤枠内赤字部分
G5セルからI5セルをG6以下のセルにコピー&ペーストすればDEMAが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
DSMAが単純移動平均と2重の単純移動平均を使って計算したのに対し、
DEMAは指数移動平均と2重の指数移動平均(指数移動平均の指数移動平均)を使って計算します。
指数移動平均、2重指数移動平均との応答速度を比較すると、
DEMAはその構成要素である指数移動平均、2重指数移動平均よりも応答速度が早いという特徴があります。
計算式
DEMA(N) = EMA(N) × 2 - EMA2(N)
EMA(N)はN日指数移動平均
EMA2(N)はN日指数移動平均のN日指数移動平均
EMA(N)はN日指数移動平均
EMA2(N)はN日指数移動平均のN日指数移動平均
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日経平均終値とDEMAの図
Excelを使ってDEMAを計算する
Excelを使ってDEMAを計算する手順を説明します。使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
DEMAはEMA(指数移動平均)とEMA2(指数移動平均の指数移動平均)を使って計算するので、
先にこれらを計算してからDEMAを計算します。
I4セルはDEMAの日数を決めるセルとします。
G列でE列のEMA(指数移動平均)を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
H列でG列のEMA(E列のEMA2(2重指数移動平均))を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
I列でDEMAを計算します。
計算部分は赤枠内赤字部分
G5*2-H5
です。G5セルからI5セルをG6以下のセルにコピー&ペーストすればDEMAが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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