2010/7/29
ストキャスティックス(Stochastic oscillator)
オシレーター系のテクニカル指標。George Laneによって開発された。
%K, %D, Slow%D の3数値を使用する。
%K, %D の組み合わせをファスト・ストキャスティクス (Fast stochastics)、
%D, Slow%D の組み合わせをスロー・ストキャスティクス (Slow stochastics)という。
一般的には80%以上で買われすぎ、20%以下で売られすぎと判断する。
ファスト・ストキャスティクスの場合は、%Kが%D以上になった時点で買い、 %Kが%D以下になった時点で売りと判断する。
スロー・ストキャスティクスの場合は%DがSlow%D以上になった時点で買い、 %DがSlow%D以下になった時点で売りと判断する。
%Kと%Dについての度数分布については%Kの度数分布、%Dの度数分布を参照してください。
使用する関数
計算式が複雑なので、いくつかのパートに分けて計算します。
OFFSET関数を使って任意の日数のストキャスティックスを計算できるようにしています。
I4セルは(当日終値 - 直近N日間の安値)を計算しています。(当日終値 - 直近N日間の安値)を計算している部分は
J4セルは(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)を計算しています。(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)を計算している部分は
K4セルでは%Kを計算します。I列とJ列で計算した値を使って計算するので式は簡単になります。%Kを計算している部分は
L4セルでは%Dを計算します。%DもI列とJ列で計算した値を使います。%Dを計算している部分は
M4セルはSlow%Dの計算に使います。Slow%Dは%DのN日単純移動平均なので、計算式は
I4〜M4セルをI5〜M5以下のセルにそれぞれコピー&ペーストすれば、ストキャスティックスの各数値が計算できます。
パラメータを動かしたい場合、
K3セルの数値を変化させれば%Kの計算値、
L3セルの数値を変化させれば%Dの計算値、
M3セルの数値を変化させればSlow%Dの計算値、
を変化させることができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
%K, %D, Slow%D の3数値を使用する。
%K, %D の組み合わせをファスト・ストキャスティクス (Fast stochastics)、
%D, Slow%D の組み合わせをスロー・ストキャスティクス (Slow stochastics)という。
計算式
%K = {(当日終値 - 直近N日間の安値) ÷ (直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)} × 100
Nは5,9,14などが使われる
%D = (H ÷ L) ×100
H:(当日終値 - 直近N日間の安値)のX日間単純平均
L:(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)のX日間単純平均
Xには3が使われることが多い。
Slow%D = %DのY日の単純平均
Yには3が使われることが多い。
Nは5,9,14などが使われる
%D = (H ÷ L) ×100
H:(当日終値 - 直近N日間の安値)のX日間単純平均
L:(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)のX日間単純平均
Xには3が使われることが多い。
Slow%D = %DのY日の単純平均
Yには3が使われることが多い。
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日経平均終値とファスト・ストキャスティクス(%Kと%D)
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日経平均終値とスロー・ストキャスティクス(%DとSlow%D)
一般的には80%以上で買われすぎ、20%以下で売られすぎと判断する。
ファスト・ストキャスティクスの場合は、%Kが%D以上になった時点で買い、 %Kが%D以下になった時点で売りと判断する。
スロー・ストキャスティクスの場合は%DがSlow%D以上になった時点で買い、 %DがSlow%D以下になった時点で売りと判断する。
%Kと%Dについての度数分布については%Kの度数分布、%Dの度数分布を参照してください。
 DVD ストキャスティックスとボリンジャーバンド (<DVD>) 
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Excelでストキャスティックスを計算する
Excelを使ってストキャスティックスを計算する手順を説明します。使用する関数
MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最小値を返す。MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最大値を返す。AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照する。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した 高さ、幅のセル範囲を指定する。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。 |
OFFSET関数を使って任意の日数のストキャスティックスを計算できるようにしています。
I4セルは(当日終値 - 直近N日間の安値)を計算しています。(当日終値 - 直近N日間の安値)を計算している部分は
E4-MIN(OFFSET(D4,0,0,-$K$3,1))
です。J4セルは(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)を計算しています。(直近N日間の高値 - 直近N日間の安値)を計算している部分は
MAX(OFFSET(C4,0,0,-$K$3,1))-MIN(OFFSET(D4,0,0,-$K$3,1))
です。K4セルでは%Kを計算します。I列とJ列で計算した値を使って計算するので式は簡単になります。%Kを計算している部分は
I4/J4*100
です。L4セルでは%Dを計算します。%DもI列とJ列で計算した値を使います。%Dを計算している部分は
AVERAGE(OFFSET(I4,0,0,-$L$3,1))/AVERAGE(OFFSET(J4,0,0,-$L$3,1))*100
になります。M4セルはSlow%Dの計算に使います。Slow%Dは%DのN日単純移動平均なので、計算式は
AVERAGE(OFFSET(L4,0,0,-$M$3,1))
になります。I4〜M4セルをI5〜M5以下のセルにそれぞれコピー&ペーストすれば、ストキャスティックスの各数値が計算できます。
パラメータを動かしたい場合、
K3セルの数値を変化させれば%Kの計算値、
L3セルの数値を変化させれば%Dの計算値、
M3セルの数値を変化させればSlow%Dの計算値、
を変化させることができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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