2011/5/10
Demand Index
James Sibbetが開発したテクニカル指標です。
価格と出来高からトレンドの方向と強度を見る指標で、計算式はかなり複雑です。
使用する関数
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
Demand Indexは計算式がかなり複雑なので、それぞれ順番に計算して最後にDemand Indexを計算します。
OFFSET関数を使って任意の日数のDemand Indexを計算できるようにしています。
I4セルはDemand Indexを計算するためのパラメータを指定するセルとします。
G列で加重終値を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。
H列でTrueRangeを計算します。ここではMAX関数をMIN関数を使ってTrueRangeを計算します。
計算式についてはTrueRangeを参照して下さい。
I列でH列の単純移動平均を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。
J列でwtcRatioを計算します。(加重終値-前日加重終値)÷(加重終値と前日加重終値の小さいほう)で計算される数値なので、
これをExcelの式に直すと
K列で出来高の修正移動平均を計算します。計算式は修正移動平均を参照して下さい。
L列でvolratioを計算します。volratioは出来高÷出来高のN日修正移動平均で計算されるので、
計算式は
M列でc1を計算します。c1は出来高×3÷TRのN日単純移動平均×{wtcRatioの絶対値}を計算し、
この値が88以上なら88、それ以外はc1と定義されているので
計算式は
N列でc2を計算します。C2はvloratio÷exp(c1)で計算されるので 計算式は
O列でbpを計算します。bpはwtcRatio>0の場合volratioそれ以外はc2で定義される数値なので
計算式は
P列でspを計算します。spはwtcRatio<0の場合volratioそれ以外はc2で定義される数値なので
計算式は
Q列でbpsを計算します。bpsはbpのN日修正移動平均です。計算式の説明は修正移動平均を参照して下さい。
R列でspsを計算します。spsはspのN日修正移動平均です。計算式の説明は修正移動平均を参照して下さい。
S列でTDIを計算します。TDIはsps>bpsの場合-bps÷spsそれ以外はsps÷bpsと定義されているので
Excelの式は
T列でDemand Indexを計算します。Demand IndexはTDI<0の場合(-1-TDI)×100それ以外は(1-TDI)×100で計算されるので
計算式は赤枠内赤字部分
G5セルをG6セルにコピーし、G6〜T6セルをコピーして、G7以下のセルペーストすればDemand Indexが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
価格と出来高からトレンドの方向と強度を見る指標で、計算式はかなり複雑です。
計算式
加重終値 = (高値 + 安値 + 終値 × 2) ÷ 4
wtcRatio = (加重終値-前日加重終値) ÷ (加重終値と前日加重終値の小さいほう)
volratio = 出来高 ÷ 出来高のN日修正移動平均
pc1 = 出来高 × 3 ÷ TRのN日単純移動平均 × {wtcRatioの絶対値}
c1= pc1 > 88の場合 88 それ以外は pc1
c2 = vloratio ÷ exp(c1)
bp = wtcRatio > 0の場合 volratio それ以外は c2
sp = wtcRatio < 0の場合 volratio それ以外は c2
bps = bpのN日修正移動平均
sps = spのN日修正移動平均
TDI = sps > bpsの場合 -bps ÷ sps それ以外は sps ÷ bps
DemandIndex = TDI < 0 の場合 (-1 - TDI) × 100 それ以外は (1 - TDI) × 100
Nは任意
wtcRatio = (加重終値-前日加重終値) ÷ (加重終値と前日加重終値の小さいほう)
volratio = 出来高 ÷ 出来高のN日修正移動平均
pc1 = 出来高 × 3 ÷ TRのN日単純移動平均 × {wtcRatioの絶対値}
c1= pc1 > 88の場合 88 それ以外は pc1
c2 = vloratio ÷ exp(c1)
bp = wtcRatio > 0の場合 volratio それ以外は c2
sp = wtcRatio < 0の場合 volratio それ以外は c2
bps = bpのN日修正移動平均
sps = spのN日修正移動平均
TDI = sps > bpsの場合 -bps ÷ sps それ以外は sps ÷ bps
DemandIndex = TDI < 0 の場合 (-1 - TDI) × 100 それ以外は (1 - TDI) × 100
Nは任意
![]() |
日経平均終値とDemand Index
ExcelでDemand Indexを計算する
Excelを使ってDemand Indexを計算する手順を説明します。使用する関数
MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最小値を返します。MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最大値を返します。AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。ABS(数値)
指定した数値の絶対値を返します。EXP(数値)
eを底とする数値の冪乗を返します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
OFFSET関数を使って任意の日数のDemand Indexを計算できるようにしています。
I4セルはDemand Indexを計算するためのパラメータを指定するセルとします。
G列で加重終値を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。
H列でTrueRangeを計算します。ここではMAX関数をMIN関数を使ってTrueRangeを計算します。
計算式についてはTrueRangeを参照して下さい。
I列でH列の単純移動平均を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。
J列でwtcRatioを計算します。(加重終値-前日加重終値)÷(加重終値と前日加重終値の小さいほう)で計算される数値なので、
これをExcelの式に直すと
=(G6-G5)/MIN(G5:G6)
となります。K列で出来高の修正移動平均を計算します。計算式は修正移動平均を参照して下さい。
L列でvolratioを計算します。volratioは出来高÷出来高のN日修正移動平均で計算されるので、
計算式は
F6/K6
になります。M列でc1を計算します。c1は出来高×3÷TRのN日単純移動平均×{wtcRatioの絶対値}を計算し、
この値が88以上なら88、それ以外はc1と定義されているので
計算式は
IF((G6*3/I6)*ABS(J6)>88,88,(G6*3/I6)*ABS(J6))
となります。N列でc2を計算します。C2はvloratio÷exp(c1)で計算されるので 計算式は
L6/EXP(M6)
となります。O列でbpを計算します。bpはwtcRatio>0の場合volratioそれ以外はc2で定義される数値なので
計算式は
IF(J6>0,L6,N6)
となります。P列でspを計算します。spはwtcRatio<0の場合volratioそれ以外はc2で定義される数値なので
計算式は
IF(J6<0,L6,N6)
となります。Q列でbpsを計算します。bpsはbpのN日修正移動平均です。計算式の説明は修正移動平均を参照して下さい。
R列でspsを計算します。spsはspのN日修正移動平均です。計算式の説明は修正移動平均を参照して下さい。
S列でTDIを計算します。TDIはsps>bpsの場合-bps÷spsそれ以外はsps÷bpsと定義されているので
Excelの式は
IF(R6>Q6,-Q6/R6,R6/Q6)
となります。T列でDemand Indexを計算します。Demand IndexはTDI<0の場合(-1-TDI)×100それ以外は(1-TDI)×100で計算されるので
計算式は赤枠内赤字部分
IF(S6<0,-1-S6,1-S6)*100
になります。G5セルをG6セルにコピーし、G6〜T6セルをコピーして、G7以下のセルペーストすればDemand Indexが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
↑ TOP PAGE