2011/10/31
3 Pole Super Smoother
3 Pole Super SmootherはJohn F. Ehlersが開発した移動平均です。
3 Pole Butterworth Filterを改良したもので3 Pole Butterworth Filterよりも収束が良いことが特徴です。
使用する関数
3 Pole Super Smootherは3 Pole Butterworth Filterを改良したものです。
計算式が3 Pole Butterworth Filterと若干違っています。
H4セルは3 Pole Super Smootherの計算パラメータを指定するセルとします。
I4〜I10セルで各係数の計算をします。
I4〜I9セルの計算式は3 Pole Butterworth Filterのそれと同じなので3 Pole Butterworth Filterを参照して下さい。
I10セルで係数c7の計算をします。
計算式はc7=1-c4-c5-c6なのでExcelの計算式は
G列で中値を計算します。簡単な計算式なので式の説明は省略します。
H列で3 Pole Super Smootherを計算します。
1日目〜3日目はG列の値、4日目から計算値となるので、
計算式は
G5,H5セルをコピーし、G6以下のセルにペーストすれば3 Pole Super Smootherが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
3 Pole Butterworth Filterを改良したもので3 Pole Butterworth Filterよりも収束が良いことが特徴です。
計算式
c1 = exp(-π ÷ N)
c2 = 2 × c1 × cos(1.738 × π ÷ N)
c3 = c1の2乗
c4 = c2 + c3
c5 = -c3 × (1 + c2)
c6 = c3の2乗
c7 = 1 - c4 - c5 - c6
P = (高値 + 安値) ÷ 2
3PSS = c7 × P + c4 × 前日3PSS + c5 × 2日前3PSS + c6 × 3日前3PSS
Nは任意、初日〜3日目は3PBF=Pとする
c2 = 2 × c1 × cos(1.738 × π ÷ N)
c3 = c1の2乗
c4 = c2 + c3
c5 = -c3 × (1 + c2)
c6 = c3の2乗
c7 = 1 - c4 - c5 - c6
P = (高値 + 安値) ÷ 2
3PSS = c7 × P + c4 × 前日3PSS + c5 × 2日前3PSS + c6 × 3日前3PSS
Nは任意、初日〜3日目は3PBF=Pとする
日経平均終値と3 Pole Super Smootherの図
Excelを使って3 Pole Super Smootherを計算する
Excelを使って3 Pole Super Smootherを計算する手順を説明します。使用する関数
EXP(数値)
eを底とする数値の冪乗を返します。PI()
円周率πを返します。COS(数値)
コサインの値を返します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。計算式が3 Pole Butterworth Filterと若干違っています。
H4セルは3 Pole Super Smootherの計算パラメータを指定するセルとします。
I4〜I10セルで各係数の計算をします。
I4〜I9セルの計算式は3 Pole Butterworth Filterのそれと同じなので3 Pole Butterworth Filterを参照して下さい。
I10セルで係数c7の計算をします。
計算式はc7=1-c4-c5-c6なのでExcelの計算式は
=1-I7-I8-I9
となります。G列で中値を計算します。簡単な計算式なので式の説明は省略します。
H列で3 Pole Super Smootherを計算します。
1日目〜3日目はG列の値、4日目から計算値となるので、
計算式は
=IF(ROW()-ROW($H$4)<4,G5,$I$10*G5+$I$7*H4+$I$8*H3+$I$9*H2)
となります。G5,H5セルをコピーし、G6以下のセルにペーストすれば3 Pole Super Smootherが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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