2011/9/13
VQI(Volatility Quality Index)
Thomas Stridsmanによって2002年に発表された新しいしテクニカル指標です。
概要は値動きの変動率の絶対値と変動量の積の累積です。
変動率は、日毎と日中の変動率をそれぞれ計算し、その2つの変動率の平均値を変動率とします。
変動量は前日比と終値と始値の差の平均値を変動量とします。
上昇トレンドでは数値は上昇し、下落トレンドでは数値が下落します。
使用する関数
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
OFFSET関数を使って任意の日数のVQIを計算できるようにしています。
K4セルはVQIsignalの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列でTrueRangeを計算します。計算式はTrueRangeを参照して下さい。
H列でVoを計算します。
計算式は
I列でVQを計算します。
J列でVQIを計算します。
計算式は赤枠内の
K列でsignalを計算します。signalはVQIの単純移動平均です。計算式の説明は単純移動平均を参照して下さい。
G6〜K6セルをコピーして、G7以下のセルペーストすればVQI(Volatility Quality Index)が計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
概要は値動きの変動率の絶対値と変動量の積の累積です。
変動率は、日毎と日中の変動率をそれぞれ計算し、その2つの変動率の平均値を変動率とします。
変動量は前日比と終値と始値の差の平均値を変動量とします。
上昇トレンドでは数値は上昇し、下落トレンドでは数値が下落します。
計算式
TR = TrueRange
Vo = (( 終値 - 前日終値) ÷ TR + (終値 - 始値) ÷ (高値 - 安値)) ÷ 2
VQ = Voの絶対値 × ((終値 - 前日終値) + (終値 - 始値))÷2
VQI = VQの累積
signal = VQIのN日単純移動平均
Nは任意
Vo = (( 終値 - 前日終値) ÷ TR + (終値 - 始値) ÷ (高値 - 安値)) ÷ 2
VQ = Voの絶対値 × ((終値 - 前日終値) + (終値 - 始値))÷2
VQI = VQの累積
signal = VQIのN日単純移動平均
Nは任意
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日経平均終値とVolatility Quality Index
ExcelでVQI(Volatility Quality Index)を計算する
Excelを使ってVQI(Volatility Quality Index)を計算する手順を説明します。使用する関数
MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最小値を返します。MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最大値を返します。AND(論理式1,論理式2,…)
すべての論理式が真の場合真を返します。そうでない場合は偽を返します。ABS(数値)
指定した数値の絶対値を返します。AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
K4セルはVQIsignalの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列でTrueRangeを計算します。計算式はTrueRangeを参照して下さい。
H列でVoを計算します。
計算式は
=IF(AND(G6<>0,C6<>D6),((E6-E5)/G6+(E6-B6)/(C6-D6))/2,H5)
です。I列でVQを計算します。
=ABS(H6)*(2*E6-E5-B6)/2
です。J列でVQIを計算します。
計算式は赤枠内の
=J5+I6
です。K列でsignalを計算します。signalはVQIの単純移動平均です。計算式の説明は単純移動平均を参照して下さい。
G6〜K6セルをコピーして、G7以下のセルペーストすればVQI(Volatility Quality Index)が計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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