VIMA
R.G. Boomerによって開発された可変型の移動平均です。
可変型の移動平均はその大半が指数移動平均の派生型なのですが、この移動平均は計算日数を変化させる単純移動平均です。

計算式
diff = 前日比 - {(直近終値 - N日内各終値)で最小のもの} ÷ ({(直近終値-N日内各終値)で最大のもの - (直近終値-N日内各終値)で最小のもの})
X = 算出最小日 + (算出最大日 - 算出最小日) × {diffのM日総和のN日ストキャスティックス}
VIMA = X日単純移動平均
N,M,算出最小日,算出最大日は任意
日経平均終値とVIMAの図




ExcelでVIMAを計算する
Excelを使ってVIMAを計算する手順を説明します。

使用する関数
MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値から最大値を返します。

MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値から最小値を返します。

SUM(数値1,数値2,…)
引数の合計を計算します。

ROUND(数値))
数値の四捨五入を計算します

AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算します。空白セルや文字列は無視して計算します。

OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。


IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。

ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。

VIMAの計算式は計算日数を計算する過程が複雑です。
ここでは任意の日数のVIMAを計算するためにOFFSET関数を使っています。

G4セルは最高値、最安値の計算期間を指定するセルとします。
J4セルはvimaoscの計算日数を指定するセルとします。
N2セルは算出最小日を指定するセルとします。
N3セルは算出最大日を指定するセルとします。

G列で(直近終値 - N日内各終値)で最小のものを計算します。
(直近終値 - N日内各終値)で最小のものということは直近終値から区間内の最大値を引けば良いわけですから計算式は
E5-MAX(OFFSET(E4,0,0,-$G$4,1))
となります。

H列で(直近終値-N日内各終値)で最大のものを計算します。
(直近終値-N日内各終値)で最大のものということは直近終値から区間内の最小値を引けば良いわけですから計算式は
E5-MIN(OFFSET(E4,0,0,-$G$4,1))
となります。

I列でdiffを計算します。diffはG列とH列の値を使うと(前日比-G列)÷(H列-G列)で計算されるので
計算式は
(E5-E4-G5)/(H5-G5)
となります。

J列でI列のM日総和を計算します。計算式が簡単なので説明は省略します。

K列でJ列のストキャスティックスを計算します。計算式の説明はストキャスティックスを参照してください。

L列でVIMAの計算日数を計算します。
計算日数は算出最小日+{(算出最大日-算出最小日)×K列}の四捨五入で計算されるので 計算式は
$N$2+ROUND(($N$3-$N$2)*K5,0)
となります。ROUND関数は四捨五入をする関数です。

M列でVIMAを計算します。
計算式は赤枠内赤字部分
AVERAGE(OFFSET(E5,0,0,-L5,1))
になります。

G5〜M5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればVIMAを計算することができます。

Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。


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