2011/3/15
Ultimate Oscillator(究極オシレーター)
Larry Williamsが開発したオシレーター系のテクニカル指標です。
1日の買い圧力(bp)を(終値-TrueLow)と定義し、買い圧力と売り圧力の合計をTrueRangeと定義して
期間内の買い圧力の割合をbpの区間内合計÷TrueRangeの区間内合計で測定します。
さらにこれを異なる3つの期間で計算し、それの加重平均を取ることで短周期にも長周期にも対応できるようになっています。
ダイバージェンスを見る指標で、UOが30以下の場合に価格が安値更新しUOが安値更新しない時が買い
UOが50以上で価格が高値更新しUOが高値更新しない場合に売りと判断します。
Ultimate Oscillatorの度数分布についてはUltimate Oscillatorの度数分布を参照してください
使用する関数
ここではOFFSET関数を使って任意の日数のUltimate Oscillatorを計算できるようにしています。
I4セルはUltimate Oscillatorの計算日数を指定するセルとします。
J4セルに=I4*2と入力します。
K4セルに=I4*4と入力します。
G列でbpを計算します。簡単な計算式なので、説明は省略します。
H列でTrue Rangeを計算します。ここではMAX関数とMIN関数を使った計算法でTrue Rangeを計算してます。
計算式の説明はTrue Rangeを参照してください。
I列でfUOを計算します。式は
L列でUltimate Oscillatorを計算します。
計算式はI〜J列の加重平均なので
式は赤枠内赤字部分
G6〜L6セルをコピーし、G7以下のセルペーストすればUltimate Oscillatorが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
1日の買い圧力(bp)を(終値-TrueLow)と定義し、買い圧力と売り圧力の合計をTrueRangeと定義して
期間内の買い圧力の割合をbpの区間内合計÷TrueRangeの区間内合計で測定します。
さらにこれを異なる3つの期間で計算し、それの加重平均を取ることで短周期にも長周期にも対応できるようになっています。
計算式
fUO(A) = (終値 - TrueLow)のA日総和 ÷ TrueRangeのA日総和
と定義する
fUO(5) = (終値 - TrueLow)の5日総和 ÷ TrueRangeの5日総和
fUO(10) = (終値 - TrueLow)の10日総和 ÷ TrueRangeの10日総和
という意味と考えてください
Ultimate Oscillator = {4 × fUO(N) + 2 × fUO(2 × N) + fUO(4 × N)} ÷ (4 + 2 + 1)
Nは任意だが7が一般的
と定義する
fUO(5) = (終値 - TrueLow)の5日総和 ÷ TrueRangeの5日総和
fUO(10) = (終値 - TrueLow)の10日総和 ÷ TrueRangeの10日総和
という意味と考えてください
Ultimate Oscillator = {4 × fUO(N) + 2 × fUO(2 × N) + fUO(4 × N)} ÷ (4 + 2 + 1)
Nは任意だが7が一般的
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日経平均終値とUltimate Oscillatorの図
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日経平均 Ultimate Oscillator度数分布図(7,14,28)
ダイバージェンスを見る指標で、UOが30以下の場合に価格が安値更新しUOが安値更新しない時が買い
UOが50以上で価格が高値更新しUOが高値更新しない場合に売りと判断します。
Ultimate Oscillatorの度数分布についてはUltimate Oscillatorの度数分布を参照してください
ExcelでUltimate Oscillatorを計算する
Excelを使ってUltimate Oscillatorを計算する手順を説明します。使用する関数
MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最大値を返します。MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の最小値を返します。AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算します。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
ここではOFFSET関数を使って任意の日数のUltimate Oscillatorを計算できるようにしています。
I4セルはUltimate Oscillatorの計算日数を指定するセルとします。
J4セルに=I4*2と入力します。
K4セルに=I4*4と入力します。
G列でbpを計算します。簡単な計算式なので、説明は省略します。
H列でTrue Rangeを計算します。ここではMAX関数とMIN関数を使った計算法でTrue Rangeを計算してます。
計算式の説明はTrue Rangeを参照してください。
I列でfUOを計算します。式は
SUM(OFFSET(G6,0,0,-$I$4,1))/SUM(OFFSET(H6,0,0,-$I$4,1))
です。J,K列も同様の式で、計算期間の参照先が違うだけなので式の説明は省略します。L列でUltimate Oscillatorを計算します。
計算式はI〜J列の加重平均なので
式は赤枠内赤字部分
(4*I6+2*J6+K6)/7*100
となります。G6〜L6セルをコピーし、G7以下のセルペーストすればUltimate Oscillatorが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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