2011/7/19
Trend Trigger Factor
M.H. Peeによって開発されたテクニカル指標です。
2つの等しい期間の最高値、最安値の差を買い圧力、売り圧力とみなして、それらの差の割合からトレンドの方向を判断します。
使用する関数
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
Trend Trigger Factorの計算式は少々複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にTrend Trigger Factorを計算します。
ここでは任意の日数のTrend Trigger Factorを計算するためにOFFSET関数を使っています。
G4セルは最高値、最安値の計算期間を指定するセルとします。
G列で高値のN日最高値を計算します。簡単な計算式なので、式の説明は省略します。
H列で安値のN日最安値を計算します。簡単な計算式なので、式の説明は省略します。。
I列でbuyPを計算します。buyPは高値のN日最高値-N日前の安値のN日最安値で計算されるので
計算式は
J列でsellPを計算します。sellPはN日前の高値のN日最高値-安値のN日最安値で計算されるので
計算式は
K列でTrend Trigger Factorを計算します。
計算式は赤枠内赤字部分
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
2つの等しい期間の最高値、最安値の差を買い圧力、売り圧力とみなして、それらの差の割合からトレンドの方向を判断します。
計算式
buyP = 高値のN日最高値 - N日前の安値のN日最安値
sellP = N日前の高値のN日最高値 - 安値のN日最安値
TTF = (buyP - sellP) ÷ (0.5 × (buyP + sellP)) × 100
sellP = N日前の高値のN日最高値 - 安値のN日最安値
TTF = (buyP - sellP) ÷ (0.5 × (buyP + sellP)) × 100
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日経平均終値とTrend Trigger Factorの図
ExcelでTrend Trigger Factorを計算する
Excelを使ってTrend Trigger Factorを計算する手順を説明します。使用する関数
MAX(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値から最大値を返します。MIN(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値から最小値を返します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
ここでは任意の日数のTrend Trigger Factorを計算するためにOFFSET関数を使っています。
G4セルは最高値、最安値の計算期間を指定するセルとします。
G列で高値のN日最高値を計算します。簡単な計算式なので、式の説明は省略します。
H列で安値のN日最安値を計算します。簡単な計算式なので、式の説明は省略します。。
I列でbuyPを計算します。buyPは高値のN日最高値-N日前の安値のN日最安値で計算されるので
計算式は
G5-OFFSET(H5,-$G$4,0,1,1)
となります。J列でsellPを計算します。sellPはN日前の高値のN日最高値-安値のN日最安値で計算されるので
計算式は
OFFSET(G5,-$G$4,0,1,1)-H5
となります。K列でTrend Trigger Factorを計算します。
計算式は赤枠内赤字部分
(I5-J5)/(0.5*(I5+J5))*100
になります。
G5〜K5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればTrend Trigger Factorを計算することができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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