2011/10/25
TLMO(Tick Line Momentum Oscillator)
Tick Line Momentum OscillatorはDaniel E. Downingが開発したテクニカル指標です。
短期売買向けの指標で数値が上昇している間は上昇相場と判断し、数値が下落している間は下落相場と判断します。
Excelで使用する関数
任意の日数のTick Line Momentum Oscillatorが計算できるようOFFSET関数を使います。
G4セル、I4セル、J4セルはTick Line Momentum Oscillatorの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列で終値の指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照して下さい。
H列でcumtickを計算します。
計算部分は
I列でH列のモメンタムを計算します。計算式の説明はモメンタムを参照して下さい。
J列でTick Line Momentum Oscillatorを計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分で実態は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照して下さい。
G5〜J5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればTick Line Momentum Oscillatorが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
短期売買向けの指標で数値が上昇している間は上昇相場と判断し、数値が下落している間は下落相場と判断します。
計算式
tick = 終値が前日N日指数移動平均より大きい場合、1、小さい場合、-1、それ以外、0
cumtick = tickの累積値
TLMO = (cumtickのM日モメンタム)のL日指数移動平均
N,M,Lは任意 図はN=10,M=5,N=5で計算したもの
cumtick = tickの累積値
TLMO = (cumtickのM日モメンタム)のL日指数移動平均
N,M,Lは任意 図はN=10,M=5,N=5で計算したもの
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日経平均終値とTick Line Momentum Oscillatorの図
ExcelでTick Line Momentum Oscillatorを計算する
Excelを使ってTick Line Momentum Oscillatorを計算する手順を説明します。Excelで使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
G4セル、I4セル、J4セルはTick Line Momentum Oscillatorの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列で終値の指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照して下さい。
H列でcumtickを計算します。
計算部分は
H4+IF(E5>G4,1,IF(E5<G4,-1,0))
です。
tickを計算している部分がIF文の項でそれの積算値になるので、前日の値、つまりこの場合はH4セルを足すので上記の計算式になります。I列でH列のモメンタムを計算します。計算式の説明はモメンタムを参照して下さい。
J列でTick Line Momentum Oscillatorを計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分で実態は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照して下さい。
G5〜J5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればTick Line Momentum Oscillatorが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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