2011/1/26
Relative Slope
Relative SlopeはDimitris Tsokakisによって開発された指標でトレンドの変化率をグラフ化したものです。
使用する関数
Relative SlopeはTypical Priceをもとに計算されます。
いくつかの過程を経て計算される指標なので順番に計算するようにします。
ここでは任意の日数のRelative Slopeが計算できるようにOFFSET関数を使います。
H4セルはTPの指数移動平均の日数を指定するセルとします。
J4セルはRelative Slopeの計算日数を指定するセルとします。
G列でTypical Priceを計算します。
Typical Priceは高値、安値、終値の平均値です。計算式の説明は単純なAVERAGE関数なので省略します。
H列でG列の指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
I列でG列の前日比を計算します。これはG列の変化率を意味します。
式は
J列でRelative Slopeを計算します。
Relative SlopeはI列で計算した値のM日指数移動平均になります。
計算式は赤枠内の赤字部分で、これは指数移動平均の式なので式の説明は指数移動平均を参照してください。
G6〜I6セルをコピーしG7以下のセルにペーストすればRelative Slopeが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
計算式
TP = (高値 + 安値 + 終値) ÷ 3
K = TPのN日指数移動平均
SL = 2 * (K - 前日K) ÷ (K + 前日K) × 100
Relative Slope = SLのM日指数移動平均
N,Mは任意
K = TPのN日指数移動平均
SL = 2 * (K - 前日K) ÷ (K + 前日K) × 100
Relative Slope = SLのM日指数移動平均
N,Mは任意
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日経平均終値とRelative Slopeの図
終値とRelative Slopeが逆行したら手仕舞いのサイン。
Excelを使ってRelative Slopeを計算する
Excelを使ってRelative Slopeを計算する手順を説明します。使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
いくつかの過程を経て計算される指標なので順番に計算するようにします。
ここでは任意の日数のRelative Slopeが計算できるようにOFFSET関数を使います。
H4セルはTPの指数移動平均の日数を指定するセルとします。
J4セルはRelative Slopeの計算日数を指定するセルとします。
G列でTypical Priceを計算します。
Typical Priceは高値、安値、終値の平均値です。計算式の説明は単純なAVERAGE関数なので省略します。
H列でG列の指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
I列でG列の前日比を計算します。これはG列の変化率を意味します。
式は
2*(H6-H5)/(H6+H5)*100
になります。J列でRelative Slopeを計算します。
Relative SlopeはI列で計算した値のM日指数移動平均になります。
計算式は赤枠内の赤字部分で、これは指数移動平均の式なので式の説明は指数移動平均を参照してください。
G6〜I6セルをコピーしG7以下のセルにペーストすればRelative Slopeが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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