Klinger Oscillator
Klinger OscillatorはStephen J. Klingerによって開発された指標です。出来高を使って資金の流れを分析します。

計算式
TP = (高値 + 安値 + 終値) ÷ 3
Trend = TPが前日TPより大きい場合は1、そうでない場合は-1
dm = 高値 - 安値
cm = Trendが前日と変わらない場合は前日cm + dm、そうでない場合は前日dm + dm
vf = 出来高 × {2 × (dm ÷ cm - 1)}の絶対値 × Trend × 100
Kinger Oscillator = vfのN日指数移動平均 - vfのM日指数移動平均
N,Mは任意 但し、MはNより大きな数字を取るようにすること
N=34,M=55が推奨

日経平均終値とKlinger Oscillator の図

Klinger Oscillatorがボトムアウトしたら買い、ピークアウトしたら売りと判断する。




ExcelでKlinger Oscillatorを計算する
ExcelでKlinger Oscillatorを計算する手順を説明します。

使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。

ABS(数値)
指定した数値の絶対値を返します。

OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。

SUM(数値1,数値2,…)
引数の合計を計算します。


IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。

ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。

Klinger Oscillatorはかなり複雑な計算をする指標なのでそれぞれの数値を順番に計算していきます。
ここでは任意の日数のてKlinger Oscillatorが計算できるようにOFFSET関数を使います。

L4セルはN日指数移動平均の計算日数を指定するセルとします。
M4セルはM日指数移動平均の計算日数を指定するセルとします。

G列でTypical Priceを計算します。簡単な式なので説明は省略します。
G5セルをG6セルにコピーしておきます。

H列でTrendを計算します。Trendは当日TP>前日TPの場合が1、それ以外が-1という計算式なので
H6セルに代入するExcelの計算式は
=if(G6>G5,1,-1)
となります。

I列でdmを計算します。dm=高値-安値で簡単な式なので説明は省略します。
G6〜I6セルをコピーし、G7〜I7セルにペーストしておきます。

J列でcmを計算します。計算式をExcelの式に直してJ7セルに代入します。
計算式は
=IF(H7=H6,J6+I7,I6+I7)
となります。

K列でvfを計算します。計算式をExcelの式に直すと
=F7*ABS(2*(I7/J7-1))*H7*100
となります。

L列でK列のN日指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。

M列でK列のM日指数移動平均を計算します。計算式の説明は指数移動平均を参照してください。

N列でKlinger Oscillatorを計算します。
Klinger OscillatorはM列-N列で計算されるので、計算式は 赤枠内赤字部分
L7-M7
になります。

G7〜N7セルをコピーし、G8以下のセルにペーストすればKlinger Oscillatorが計算できます。



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