2010/12/01
Historical Volatility(ヒストリカルボラティリティ)
株価の変動率を年率換算した指標です。オプション取引の世界でよく使われます。
株価の変動が激しいと数値が上昇し、変動が小さくなると数値が下落します。
ヒストリカルボラティリティはN日間の前日比の変動率を年率換算したものです。
ここではOFFSET関数を使って任意の日数のヒストリカルボラティリティを計算できるようにします。
ヒストリカルボラティリティの式は標準偏差を計算する関数がExcelに用意されているのでそれほど複雑ではありません。
前日比の自然対数を先に計算するとヒストリカルボラティリティの計算式が簡単になるので前日比の対数値は先に計算します。
H4セルはヒストリカルボラティリティを計算する日数を指定するのに使います。 G列は前日比の自然対数を計算する列です。
前日比なのでG6セルに
H列はヒストリカルボラティリティを計算します。
H6セルでヒストリカルボラティリティを計算している部分は赤枠内の赤字部分
G6、H6セルをG7以下のセルにコピー&ペーストすればヒストリカルボラティリティが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
株価の変動が激しいと数値が上昇し、変動が小さくなると数値が下落します。
計算式
HV= N日間の前日比の自然対数の標準偏差 ×(250の平方根)
Nは20を使うのが一般的
Nは20を使うのが一般的
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日経平均終値とヒストリカルボラティリティの図
Excelでヒストリカルボラティリティを計算する
Excelで使用する関数
LN(数値)
数値の自然対数を計算します。SQRT(数値)
数値の平方根を計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照する。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定する。STDEV(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の標準偏差を計算します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
ここではOFFSET関数を使って任意の日数のヒストリカルボラティリティを計算できるようにします。
ヒストリカルボラティリティの式は標準偏差を計算する関数がExcelに用意されているのでそれほど複雑ではありません。
前日比の自然対数を先に計算するとヒストリカルボラティリティの計算式が簡単になるので前日比の対数値は先に計算します。
H4セルはヒストリカルボラティリティを計算する日数を指定するのに使います。 G列は前日比の自然対数を計算する列です。
前日比なのでG6セルに
=LN(E6/E5)*100
と計算式を入れます。H列はヒストリカルボラティリティを計算します。
H6セルでヒストリカルボラティリティを計算している部分は赤枠内の赤字部分
STDEV(OFFSET(G6,0,0,-$H$4,1))*SQRT(250)
です。G6、H6セルをG7以下のセルにコピー&ペーストすればヒストリカルボラティリティが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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