2011/6/3
Envelope
Envelopeは基準となる移動平均を設定し、その乖離率の目安を上下の線で示したものです。
通常は基準線を単純移動平均とし、基準線以外に上下2本ずつ、基準線と合わせて計5本の線で構成されます。
基準線は単純移動平均でなくても構いません。
使用する関数
任意の日数のEnvelopeが計算できるようにOFFSET関数を使います。
G4セル,L4セルはEnvelopeの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
H4セルに=L4*-2と入力します。I4セルに=-L4、J4セルに=L4、K4セルに=L4*2と入力します。
G列で単純移動平均を計算します。計算式の説明は単純移動平均を参照して下さい。
H列でSMA2-を計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分
I列〜K列の計算式はH列の計算式の定数を指定するセルの位置が変わっただけなので式の説明は省略します。
G5セル〜K5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればEnvelopeが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
通常は基準線を単純移動平均とし、基準線以外に上下2本ずつ、基準線と合わせて計5本の線で構成されます。
基準線は単純移動平均でなくても構いません。
計算式
SMA = N日単純移動平均
SMA2- = SMA × (1 + 2 × (-A) ÷ 100)
SMA1- = SMA × (1 + (-A) ÷ 100)
SMA1+ = SMA × (1 + A ÷ 100)
SMA2+ = SMA × (1 + 2 × A÷100)
N,Aは任意、通常はN=25,Aは3,5が使われる
SMA2- = SMA × (1 + 2 × (-A) ÷ 100)
SMA1- = SMA × (1 + (-A) ÷ 100)
SMA1+ = SMA × (1 + A ÷ 100)
SMA2+ = SMA × (1 + 2 × A÷100)
N,Aは任意、通常はN=25,Aは3,5が使われる
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日経平均終値とEnvelopeの図
Excelを使ってEnvelopeを計算する
Excelを使ってEnvelopeを計算する手順を説明します。使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
G4セル,L4セルはEnvelopeの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
H4セルに=L4*-2と入力します。I4セルに=-L4、J4セルに=L4、K4セルに=L4*2と入力します。
G列で単純移動平均を計算します。計算式の説明は単純移動平均を参照して下さい。
H列でSMA2-を計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分
G5*(1+$H$4/100)
です。I列〜K列の計算式はH列の計算式の定数を指定するセルの位置が変わっただけなので式の説明は省略します。
G5セル〜K5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればEnvelopeが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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