2011/11/12
ECO(Ergodic Candlestick Oscillator)
William Blauによって開発されたテクニカル指標でBalance of Powerに似た指標です。
Balance of Powerが{(終値-始値)÷(高値-安値)}の指数移動平均で計算したのに対し
Ergodic Candlestick Oscillatorは{(終値-始値)の2重指数移動平均}÷{(高値-安値)の2重指数移動平均}で計算します。
使用する関数
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
ここでは任意の日数のErgodic Candlestick Oscillatorを計算するためにOFFSET関数を使っています。
ECOの計算式は複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にECOを計算します。
I4,J4セルはECOの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列で終値-始値を計算します。計算式の説明は簡単なので省略します。
H列,I列を使ってG列の2重指数移動平均を計算します。
それぞれの列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
J列で高値-安値を計算します。計算式の説明は簡単なので省略します。
K列,L列を使ってJ列の2重指数移動平均を計算します。
それぞれの列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
M列でECOの計算をします。
ECOを計算するにはI列/L列*100とすればよいので
計算式は赤枠内の赤字部分
G5〜M5セルをG6以下のセルにコピー&ペーストすればECOを計算することができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
Balance of Powerが{(終値-始値)÷(高値-安値)}の指数移動平均で計算したのに対し
Ergodic Candlestick Oscillatorは{(終値-始値)の2重指数移動平均}÷{(高値-安値)の2重指数移動平均}で計算します。
計算式
ECO = (終値 - 始値)の2重指数移動平均(N,M) ÷ (高値 - 安値)の2重指数移動平均(N,M) × 100
N,Mは任意
2重指数移動平均(N,M)はN日指数移動平均のM日指数移動平均という意味
N,Mは任意
2重指数移動平均(N,M)はN日指数移動平均のM日指数移動平均という意味
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日経平均終値とErgodic Candlestick Oscillatorの図
ExcelでECOを計算する
Excelを使ってECOを計算する手順を説明します。使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
ECOの計算式は複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にECOを計算します。
I4,J4セルはECOの計算に使うパラメータを指定するセルとします。
G列で終値-始値を計算します。計算式の説明は簡単なので省略します。
H列,I列を使ってG列の2重指数移動平均を計算します。
それぞれの列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
J列で高値-安値を計算します。計算式の説明は簡単なので省略します。
K列,L列を使ってJ列の2重指数移動平均を計算します。
それぞれの列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。
M列でECOの計算をします。
ECOを計算するにはI列/L列*100とすればよいので
計算式は赤枠内の赤字部分
I5/L5*100
となります。G5〜M5セルをG6以下のセルにコピー&ペーストすればECOを計算することができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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