DTI(Directional Trend Index)
TSI型のテクニカル指標です。
前日の高値を更新した数値を買い圧力、前日の安値を更新した数値を売り圧力とみなし、その変化量について注目した指標です。

計算式
DIP = 当日高値>前日高値の場合は当日高値 - 前日高値、それ以外は0
DIN = 当日安値<前日安値の場合は-(当日の安値 - 前日の安値)、それ以外は0
DI = DIP - DIN
DTI = DIの3重指数移動平均(N,M,L) ÷ {DIの絶対値}の3重指数移動平均(N,M,L)
3重指数移動平均(N,M,L)はN日指数移動平均のM日指数移動平均のL日指数移動平均という意味
N,M,Lは任意
日経平均終値とDTIの図




ExcelでDTIを計算する
Excelを使ってDTIを計算する手順を説明します。

使用する関数
ABS(数値)
指定した数値の絶対値を返します。

AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。

OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。


SUM(数値1,数値2,…)
引数の合計を計算します。

IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。

ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。

ここでは任意の日数のDTIを計算するためにOFFSET関数を使っています。
DTIの計算式は複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にDTIを計算します。

H4セルは分子、分母の計算に使う指数移動平均の日数を指定するセルとします。
I4セルは分子、分母の計算に使う2重指数移動平均の日数を指定するセルとします。
J4セルは分子、分母の計算に使う3重指数移動平均の日数を指定するセルとします。

G列でDIを計算します。
DIはDIP-DINで計算され、DIP、DINはそれぞれ
DIP=当日高値>前日高値の場合は当日高値 - 前日高値、それ以外は0
DIN=当日安値<前日安値の場合は-(当日の安値 - 前日の安値)、それ以外は0

で定義されています。
計算式は
=IF(C6>C5,C6-C5,0)-IF(D6<D5,-(D6-D5),0)
となります。左の項、IF(C6>C5,C6-C5,0)がDIPに相当し、右の項、IF(D6<D5,-(D6-D5),0)がDINに相当します。

H列〜J列を使ってG列の3重指数移動平均を計算します。
各列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。

K列でG列の絶対値を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。

L列〜N列を使ってK列の3重指数移動平均を計算します。
各列の計算式は指数移動平均なので計算式の説明は指数移動平均を参照してください。

O列でDirectional Trend Indexを計算します。
計算式は赤枠内赤字部分
J6/N6
です

G6〜O6セルをG7以下のセルにコピー&ペーストすればDirectional Trend Indexを計算することができます。

Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。


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