2010/12/05
シャンデ・モメンタム(Chande's Momentum Oscillator)
Tushar Chandeによって開発されたオシレーター系のテクニカル指標。シャンデ・モメンタム・オシレーターとも呼ばれる。
RSIに似た指標で、RSIは分子に前日比プラスの合計を使ったが、
この指標では分子をプラスの合計とマイナスの合計を使って計算するのでRSIよりも実勢を反映させたモメンタム指標と考えられる。
使用する関数
合計範囲を省略した場合は判断範囲内で条件を満たすセルの合計を計算します。
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
ここでは任意の日数のシャンデ・モメンタムを計算するためにOFFSET関数を使っています。
シャンデ・モメンタムの計算式は少々複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にシャンデ・モメンタムを計算します。
H列で値上り幅の合計、I列で値下り幅の合計をそれぞれ計算してJ列でシャンデ・モメンタムを計算します。
J4セルはシャンデ・モメンタムの計算日数を指定するセルとします。 G列は前日比を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。 H列は値上り幅の合計を計算します。
計算部分は
判断範囲と合計範囲は同じ場所を指定するので合計範囲は省略しました。
I列は値下り幅の合計を計算します。
計算部分は
J列でシャンデ・モメンタムを計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分
I列で計算した値下り幅の合計がマイナス値で計算されるので公式と符号が逆転していることに注意してください。
G6〜J6の式をG7以下のセルにコピー&ペーストすればシャンデ・モメンタムを計算することができます。
- - -おまけ- - -
ページ頭の計算式の枠内で (終値 - N日前の終値) ÷ N日間の前日比の絶対値の合計 × 100 でもシャンデ・モメンタムが計算できます。 と紹介したので、こちらの方もExcelで計算式を作ってみます。
使用する関数
または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
こちらの方は簡単に式をつくることができます。
H4セルはシャンデ・モメンタムの計算日数を指定するセルとします。
G列で前日比の絶対値を計算します。計算式は簡単なので省略します。
H列でシャンデ・モメンタムの計算をします。
計算部分は赤枠内の赤字部分
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
RSIに似た指標で、RSIは分子に前日比プラスの合計を使ったが、
この指標では分子をプラスの合計とマイナスの合計を使って計算するのでRSIよりも実勢を反映させたモメンタム指標と考えられる。
計算式
CM = (N日間の値上がり幅合計 - N日間の値下がり幅合計) ÷ (N日間の値上がり幅合計 + N日間の値下がり幅合計) × 100
Nは任意、9,14を使うのが一般的
(終値 - N日前の終値) ÷ N日間の前日比の絶対値の合計 × 100 でもシャンデ・モメンタムが計算できます。(上の式と意味は同じ)
Nは任意、9,14を使うのが一般的
(終値 - N日前の終値) ÷ N日間の前日比の絶対値の合計 × 100 でもシャンデ・モメンタムが計算できます。(上の式と意味は同じ)
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日経平均終値とシャンデ・モメンタムの図
50以上は買われすぎ、-50以下は売られすぎと判断します。![]() |
日経平均から計算したシャンデ・モメンタム度数分布図(14日)
シャンデ・モメンタムの度数分布図に関してはこちらを参照して下さい。Excelでシャンデ・モメンタムを計算する
Excelを使ってシャンデ・モメンタムを計算する手順を説明します。使用する関数
SUMIF(判断範囲,検索条件,合計範囲)
判断範囲の中から条件に合致したものの合計を合計範囲から計算します。合計範囲を省略した場合は判断範囲内で条件を満たすセルの合計を計算します。
OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
シャンデ・モメンタムの計算式は少々複雑なので各パートをそれぞれ計算して最後にシャンデ・モメンタムを計算します。
H列で値上り幅の合計、I列で値下り幅の合計をそれぞれ計算してJ列でシャンデ・モメンタムを計算します。
J4セルはシャンデ・モメンタムの計算日数を指定するセルとします。 G列は前日比を計算します。簡単な計算式なので説明は省略します。 H列は値上り幅の合計を計算します。
計算部分は
SUMIF(OFFSET(G6,0,0,-$J$4,1),">0"))
です。SUMIFは条件に合致した要素の合計を求める関数です。値上がりなので条件は”>0”(0より大)と指定します。判断範囲と合計範囲は同じ場所を指定するので合計範囲は省略しました。
I列は値下り幅の合計を計算します。
計算部分は
SUMIF(OFFSET($I5,0,0,-$L$3,1),"<0"))
です。H列での条件を”<0”に変えただけです。J列でシャンデ・モメンタムを計算します。
計算部分は赤枠内の赤字部分
(H6+I6)/(H6-I6)*100
です。I列で計算した値下り幅の合計がマイナス値で計算されるので公式と符号が逆転していることに注意してください。
G6〜J6の式をG7以下のセルにコピー&ペーストすればシャンデ・モメンタムを計算することができます。
- - -おまけ- - -
ページ頭の計算式の枠内で (終値 - N日前の終値) ÷ N日間の前日比の絶対値の合計 × 100 でもシャンデ・モメンタムが計算できます。 と紹介したので、こちらの方もExcelで計算式を作ってみます。
使用する関数
ABS(数値)
数値の絶対値を計算します。SUM(数値1,数値2,…)
引数の合計を計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
(E6-OFFSET(E6,-$H$4,0,1,1))/SUM(OFFSET(G6,0,0,-$H$4,1))*100
です。
G6,H6セルをG7以下のセルにコピー&ペーストすればシャンデ・モメンタムを計算することができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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