Chaos Accelerator Oscillator
Bill M. Williamsが開発したテクニカル指標です。
トレンドの方向と強度を表します。赤と緑の線で構成され、前日よりも数値が大きくなったら赤、そうでないときは緑で表示します。

計算式
AO = 中値のN日単純移動平均 - 中値のM日単純移動平均
AC = AO - {AOのL日単純移動平均}
N,M,Lは任意 N,MはN < Mとなるような2以上の自然数
AC > 前日ACの場合は赤、それ以外は緑で表示する。
日経平均終値とChaos Accelerator Oscillatorの図




Excelを使ってChaos Accelerator Oscillatorを計算する
Excelを使ってChaos Accelerator Oscillatorを計算する手順を説明します。

使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。

OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。


IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。

ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。

ここでは任意のパラメータのChaos Accelerator Oscillatorが計算できるようにOFFSET関数を使います。

H4,I4,K4セルはChaos Accelerator Oscillatorのパラメータを指定するセルとします。

G列で中値を計算します。中値は高値と安値の平均値です。簡単な計算式なので説明は省略します。
G5セルをG6セルにコピーしておきます。

H列,I列でそれぞれG列の短期、長期の単純移動平均を計算します。計算式の説明は単純移動平均を参照してください。

J列でAOを計算します。AOはH列-I列です。簡単な計算式なので説明は省略します。

I列でChaos Accelerator Oscillatorを計算します。
計算式は赤枠内赤字部分
J6-AVERAGE(OFFSET(J6,0,0,-$K$4,1))
です。

L列,M列はチャート描画用の計算です。Chaos Accelerator OscillatorはACの前日比がプラスの場合は赤、それ以外は緑でチャートを描くので
それぞれの条件に分類します。
描画の方法は積み上げ棒グラフを使えばBWMFIで使った方法がそのまま使えますのでその方法を使うことにします。
L列は前日比プラスの場合、M列はそれ以外の場合の値が入るようにします。条件に合わないときは0を入力します。
あとはBWMFIで説明した方法でチャートを作ればCAOのチャートを作ることできます。

G6〜M6セルをセルにコピーしG7以下のセルにペーストすればChaos Accelerator Oscillatorが計算できます。

Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。


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