2011/4/6
Balance of Power
Balance of PowerはIgor Livshinが開発したオシレーター系の指標です。
トレンドの強さを数値化したもので、-1〜1の値を取ります。
1に近いほど強い上昇トレンド、-1に近いほど強い下落トレンドが発生していると判断します。
使用する関数
Balance of Powerの計算は簡単です。
ここでは任意の日数のBalance of Powerが計算できるようにOFFSET関数を使います。
H4セルはBalance of Powerの計算日数を指定するセルとします。
G列でBalance of Powerの元になる数値を計算します。
計算式は(終値-始値)/(高値-安値)ですが、高値=安値の場合、分母が0になり0除算が発生するので、
高値=安値の場合は0とします。これをExcelの式に直すと、
H列でBalance of Powerを計算します。計算式はG列の指数移動平均となるので式の説明は指数移動平均を参照してください。
G5,H5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればBalance of Powerが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
トレンドの強さを数値化したもので、-1〜1の値を取ります。
1に近いほど強い上昇トレンド、-1に近いほど強い下落トレンドが発生していると判断します。
計算式
Balance of Power = {(終値 - 始値) ÷ (高値 - 安値)}のN日指数移動平均
Nは任意
Nは任意
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日経平均終値とBalance of Powerの図
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日経平均から計算したBalance of Powerの度数分布図(14日)
Balance of Powerの度数分布図に関してはこちらを参照して下さい。Excelを使ってBalance of Powerを計算する
Excelを使ってBalance of Powerを計算する手順を説明します。使用する関数
AVERAGE(数値1,数値2,…)
指定した数値や範囲内の数値の平均値を計算する。空白セルや文字列は無視して計算します。OFFSET(基準セル,行数,列数,高さ,幅)
基準セルから指定した行数、列数だけ移動したセルを参照します。または高さ、幅を設定して基準セルから指定した高さ、幅のセル範囲を指定します。IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。ROW(セル)
セルの行番号を返します。何も指定しない場合はROWが書かれたセルの行番号を返します。![]() |
ここでは任意の日数のBalance of Powerが計算できるようにOFFSET関数を使います。
H4セルはBalance of Powerの計算日数を指定するセルとします。
G列でBalance of Powerの元になる数値を計算します。
計算式は(終値-始値)/(高値-安値)ですが、高値=安値の場合、分母が0になり0除算が発生するので、
高値=安値の場合は0とします。これをExcelの式に直すと、
IF(C5=D5,0,(E5-B5)/(C5-D5))
となります。H列でBalance of Powerを計算します。計算式はG列の指数移動平均となるので式の説明は指数移動平均を参照してください。
G5,H5セルをコピーしG6以下のセルにペーストすればBalance of Powerが計算できます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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