2011/11/14
Abel Average
Abel AverageはPaul Abelによって開発された移動平均です。修正移動平均の一種と考えると分かりやすいです。
修正移動平均は前日修正移動平均と当日終値から計算しますが、Abel Averageは
前日終値が前日Abel Average以上なら前日修正移動平均と前日安値を使って計算し、
そうでない場合は前日修正移動平均と前日高値を使って計算します。
当日のデータを使わないので翌日分まで計算できることが特徴です。
使用する関数
ここではOFFSET関数を使って任意の日数のAbel Averageを計算できるようにします。
G4セルはAbel Averageを計算する日数を指定するセルとします。
G列でAbel Averageを計算します。
初日は(始値+終値)÷2とするので、G5セルには=(B5+E5)/2と入力します。
2日目以降の計算式は赤枠内の
G6セルの式をG7以下のセルにコピー&ペーストすればAbel Averageのデータを作ることができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
修正移動平均は前日修正移動平均と当日終値から計算しますが、Abel Averageは
前日終値が前日Abel Average以上なら前日修正移動平均と前日安値を使って計算し、
そうでない場合は前日修正移動平均と前日高値を使って計算します。
当日のデータを使わないので翌日分まで計算できることが特徴です。
計算式
前日終値が前日AberAverage以上の場合
AberAverage = 前日AberAverage × (1 - 1÷N) + 前日安値 ÷ N
それ以外の場合
AberAverage = 前日AberAverage × (1 - 1÷N) + 前日高値 ÷ N
Nは任意、初日はAberAverage = (始値 + 終値) ÷ 2とする
AberAverage = 前日AberAverage × (1 - 1÷N) + 前日安値 ÷ N
それ以外の場合
AberAverage = 前日AberAverage × (1 - 1÷N) + 前日高値 ÷ N
Nは任意、初日はAberAverage = (始値 + 終値) ÷ 2とする
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日経平均終値とAbel Averageの図
Excelを使ってAbel Averageを計算する
Excelを使ってAbel Averageを計算する手順を説明します。使用する関数
IF(条件式,真の場合,偽の場合)
条件式を満たす場合は真の場合の値、満たさない場合は偽の場合の値を返します。![]() |
G4セルはAbel Averageを計算する日数を指定するセルとします。
G列でAbel Averageを計算します。
初日は(始値+終値)÷2とするので、G5セルには=(B5+E5)/2と入力します。
2日目以降の計算式は赤枠内の
IF(E5>=G5,G5*(1-1/$G$4)+D5/$G$4,G5*(1-1/$G$4)+C5/$G$4)
となります。G6セルの式をG7以下のセルにコピー&ペーストすればAbel Averageのデータを作ることができます。
Excelファイルがダウンロードできない場合はリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して保存すればダウンロードできます。
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